手の長いおじさんプロジェクトについて

 先頃の震災は、本来あるべき暮らしとは何かと問うきっかけになりました。それ以来、わたしたち作り手は次代を担う子どもたちに何を伝えればよいのか、このようなテーマを常に考えてきました。

 わたしたちは、環境に配慮し、極力自然の流れに忠実に、本当の豊かさを追求したものづくりを続けています。

 そのなかで、使用に支障がないが傷が入ってしまったものや販売余剰品を、子どもたちが集う各種施設にお配りしたいと考えました。

 それらを使っていただくことで、環境や自然への興味が湧き、将来への豊かな暮らしへの助力となれば幸いです。

 

平成24年1月吉日

手の長いおじさんプロジェクト

 


 

これまでの経過

 

2011年3月11日 「東日本大震災発生」

 

その日以来、有志で集まった作り手たち(焼物や木工やガラスで実用的なものづくりをしています)は、それぞれに何ができるか、考えました。

 

そして、

次代を担う子どもたちへ器を届け、それを使っていただくことで少しでもお役に立ちたいと思い立ちました。

 

ものづくりの現場では、使用するのに支障はないが、少し傷が入ってしまったものや販売余剰品等の販売できないものがでます。

それらを「各種施設の子どもたちにお送りしよう」。

よりよいものづくりを目指し、それらを未来へつなぐ「手の長いおじさん」プロジェクトがはじまりました。

 

 

2011年10月 「各地の作り手から器類が届く」

 

「手の長いおじさんPROJECT」として、賛同する仲間たちからたくさんの器類が届きました。

 

 

2012年3月末〜 「各施設へお届け」

 

宮城県仙台市の児童養護施設、東京都町田市の学童施設、宮城県仙台市の幼稚園、福島県いわき市の保育園などに食器類をお届けしました。

 

 

今後も、子どもたちへより良い暮らしの一助となるよう、器の支援を小規模ながら続けていこうと思っています。  

 

※詳しいご案内・お問い合わせ等は、お手数ですが「お問い合わせ」よりご連絡ください。